ASCIIモード/Binaryモードについて
cgiスクリプトやhtmlといったテキストファイルをOSが異なるコンピュータ間でファイル転送するときは、ファイルの中に含まれる改行コードを、転送先のOSに合わせておかないとファイルの内容が正しく解釈されません。
これは、テキストファイルの改行コード(行末の改行を表すのに用いられるコード)がOSによって異なるためで、 例えば、
Windowsの場合、改行コードは<CR>、<LF>
UNIXの場合、改行コードは<LF>
Macintoshの場合、改行コードは<CR>
となっています。
個人ホームページのサーバは、UNIXなので、改行コードは<LF>です。
特に、cgiスクリプトは、個人ホームページサーバ上で解釈・実行されるため、サーバに合った改行コードを用いないと、うまく作動しなかったり、エラーとなったりします。(※)
■ cgiスクリプトやhtmlなどのテキストファイルの転送方法
(1) ご利用のファイル転送ツールで「ASCIIモード」が選べる場合
cgiスクリプトなどのテキストファイルをASCIIモードで転送してください。ファイル内の改行コードが、転送先OSの改行コードに合うように変換されて転送されます。
(2) 「Binaryモード」で転送する場合
(ご利用のファイル転送ツールで「ASCIIモード」が選べない場合)
cgiスクリプトなどのテキストファイルは、あらかじめ、改行コードが<LF>になるように作成しておき、Binaryモードで転送してください。(改行コードを指定できるエディタなどをご利用ください)
「Binaryモード」は、ファイルの内容を変更せずにそのまま転送するもので、コードの自動的な変換などは行いません。
jpgやgifといった画像ファイルは、作成した画像ファイルの内容をそのまま個人ホームページサーバに転送する必要があります。このように、テキストファイル以外のファイルは、必ず「Binaryモード」で転送してください。
※htmlファイルは、ブラウザで表示する場合については、ブラウザがhtmlファイルで使用されている改行コードに応じて表示をおこなうため、転送先サーバの改行コードに合わせておかなくても、ほとんどの場合、正しく表示されます。
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